【個別銘柄】スクエニ、野村不、三井物、銀行、アルプ技、シャープ

株価変動材料の出た銘柄の終値は 以下の通り。

スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684):前日比10% 安の1434円と大幅続落し、東証1部の下落率1位。2011年3月期の 連結純利益は前期比90%減の10億円になる見通しと前日発表、従来 予想は120億円。第4四半期に予定していた「デウスエクス」の発売 を来期に延期することなどが響く。UBS証券は16日、投資判断を「中 立」から「売り」、目標株価を1700円から1300 円に下げた。

野村不動産ホールディングス(3231):10%高の1447円と急反発。 全般的な経費の削減効果などで、11年3月期の連結営業利益は従来予 想を70億円上回り、前期比6.9%増の420億円になる見通しと前日発 表。クレディ・スイス証券では、投資判断を「アンダーパフォーム」 から「中立」に引き上げた。

三井物産(8031):2.2%安の1312円。米政府が現地時間15日に、 メキシコ湾の原油流出事故に関して環境関連法に違反したとし、同社 傘下企業を含む5社を提訴しており、訴訟が業績に与える影響を懸念 する売りが16日に続き優勢だった。このほか、三菱商事(8058)、丸 紅(8002)など大手商社には下げが目立ち、東証卸売株指数は1.1% 安で業種別33指数の値下がり率1位。

みずほフィナンシャルグループ(8411):2%高の153円と5日続 伸。業績モメンタムに改善の兆しが見られるとし、野村証券は16日、 投資判断を「2(中立)」から「1(買い)」に引き上げた。目標株価 は175 円と従来の180円から見直し。このほか、三井住友フィナンシ ャルグループ(8316)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306) も続伸し、東証銀行株指数は1.2%高で33業種の上昇率1位。

アルプス技研(4641):5.6%安の747円と大幅反落。雇用調整助成 金の受給額が想定以下となったことなどで、10年12月期の連結純利 益は従来計画比21%減の6億3000万円(前期比2.9倍)になる見通 し、と前日発表。期末配当は28円(前期は20円)と、従来計画から 8円減額するため、株主利益の縮小も嫌気された。

大塚ホールディングス(4578):1%安の1980円。16日に新規株 式公開(IPO)し、きょうで上場3日目。公募価格(2100円)を割 り込んだ前日の流れを引き継ぎ、売り優勢だった。クレディ・スイス 証券は16日付で、投資判断「中立」、目標株価2200円で調査を開始。 換金売りに押される局面でも、同証による12年3月期の予想BPS (1株当たり純資産)2218円が下値を支えるとしている。

シャープ(6753):2.5%高の849円。約1000億円を投じ、スマー トフォン(高機能携帯電話)用の中小型の液晶パネルの生産ラインを 三重県の工場に新設する、と17日付の日本経済新聞朝刊が報道。米ア ップルが投資額の多くを実質的に負担して生産したパネルの大半を引 き取るという。同報道を受けシャープは17日、個別取引のコメントは 差し控えると発表した。

日本車両製造(7102):1%高の408円。住友商事(8053)と共同 で、米カリフォルニア州のソノマ・マリン地区鉄道公社から、ディー ゼルカー18両を受注した、と前日発表。契約金額は約5700万ドル(約 48億円)で、14年中に納入を完了する。

兼松日産農林(7961):21%高の132円と急騰し、東証1部の上昇 率トップ。12年3月期の連結経常利益が今期予想比3倍弱の2億円に なる見通し、と17日付の日経新聞朝刊が報道。地盤改良事業で木のく いを使った「環境パイル工法」がハウスメーカーに採用され始めるほ か、木材加工では水を使わない乾式防腐処理が伸びるとしている。

稲葉製作所(3421):3.8%高の830円。発行済み株式総数の2.81% に当たる50万株、金額で4億円を上限に自社株買いを実施すると前日 発表。株式需給の改善を期待した買いが優勢だった。取得日程は12 月17日から11年3月28日まで。

日本ERI(2419):午後に急騰し、7.3%高の17万7100円。住 宅性能評価や確認検査業務が好調に推移、6-11月(上期)連結純利 益が前年同期比3.8倍の4億4300万円と、前回予想(3億4400万円) から29%上振れたもようと、昼休み時間帯に発表した。足元の好業況 を評価する買いが膨らんだ。

栄研化学(4549):2.6%高の915円。同社が開発した遺伝子増幅 法「LAMP法」について、米化学品メーカー大手の3Mに同実施権 を供与すると発表、将来的な収益寄与などが期待された。午前11時発 表のニュースリリースによると、今回のライセンス契約に伴い、3M はLAMP法を利用した遺伝子検査試薬の開発に取り組む。

セイコーエプソン(6724):1.7%安の1478円。JPモルガン証券 は17日、投資判断を「オーバーウエート」から「中立」に引き下げた。

山陽特殊製鋼(5481):1.4%高の498円。主要製品である軸受用 鋼の回復期待などから、ゴールドマン・サックス証券は16日付で、投 資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を530円から600円に引 き上げた。一方、同証が投資判断を「中立」から「売り」に下げた大 同特殊鋼(5471)は0.6%安の486円と続落。

ブロードメディア(4347):4.9%高の172円。発行済み株式総数 の1.2%に当たる80万株、金額で1億3500万円を上限に自社株買い を行うと16日に発表。取得期間は12月17日から11年3月31日まで。

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