北米企業の社債保証コスト、約6週間ぶり低水準-米経済指標を反映

16日のクレジット・デフォル ト・スワップ(CDS)市場で、米企業の社債保証コストは約6 週間ぶりの低水準となった。一時は上昇していたが、ある程度良 好な内容だった米経済指標が、欧州債務危機悪化への懸念を上回 った。

ソシエテ・ジェネラルのクレジットストラテジスト、マイケ ル・レイナー氏(ニューヨーク在勤)は同日、電子メールを通じ て発表した資料で、「米住宅着工件数は依然として弱い内容だが、 新規失業保険申請件数などまずまずの内容の経済指標が続いてい る」と述べた。

マークイット・グループによれば、北米企業の信用リスクの 指標であるマークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドは、 ニューヨーク時間午後5時34分(日本時間17日午前7時34分) 現在、1.1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の86 bp。

米商務省が16日発表した11月の米住宅着工件数は前月比

3.9%増の年率55万5000戸で、市場予想を上回った。ブルームバ ーグ・ニュースがまとめた予想中央値は55万戸だった。また米労 働省が発表した先週の米新規失業保険申請件数は、市場予想に反 して減少した。

マークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドは、この 日一時上昇。スペインが同日実施した国債入札の規模が24億ユー ロ(約2670億円)相当にとどまったことが背景。スペイン銀行(中 央銀行)によれば、規模は最大目標額30億ユーロを下回った。米 格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、現在「B a1」のギリシャ国債の格付けを引き下げ方向で検討すると発表 した。

またCMAによると、資産規模で米最大の銀行、バンク・オ ブ・アメリカ(BOA)の社債保証コストは3.3bp低下の177.6 bp。ブルームバーグのデータによれば、21年1月償還の社債15 億ドル相当を起債した。表面利率は5.875%。

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