スペインが今年最後の国債入札を完了-格下げの脅威で利回り上昇

スペインは16日に今年最後の 国債入札を実施した。格下げの脅威という向かい風の中での入札と なった。スペイン政府は国家および国内銀行の来年の資金調達能力 について、投資家を安心させようと取り組んでいる。

同国は10年債と15年債で24億ユーロ(約2700億円)を調 達した。目標上限は30億ユーロだった。政府は利回り上昇を受け て、通常の40億ユーロから調達目標を縮小させていた。

格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは15日、 スペインの格付け「Aa1」を引き下げ方向で見直すと発表した。 約3カ月前の格下げに加えた一段の引き下げの可能性を示唆した。 中央政府と地方政府、さらに銀行が来年、合わせて2900億ユーロ を調達する必要があることがリスク要因と指摘した。

DZ銀行の債券エコノミスト、フィリップ・イェーガー氏は、 「この日の入札でスペインの借り入れコストは大きく上昇したが、 ムーディーズの今週の行動を考えれば予想できたことだ」と述べた。

スペインは10年債17億8000万ユーロを発行。スペイン銀行 (中央銀行)によると、平均落札利回りは5.446%と前回の11月 18日の入札時の4.615%を上回った。15年債6億1870万ユーロの 利回りは5.953%。前回10月21日の入札では4.541%だった。

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