スイス中銀、金利0.25%に据え置き-フラン一段高回避へ

スイス国立銀行(SNB、中央銀 行)は16日の政策決定会合で、政策金利を据え置いた。ユーロ圏の債 務危機をきっかけとするスイス・フランの上昇が国内の景気回復を脅 かしており、金利据え置きでフランの一段高を回避したい考えだ。

ヒルデブランド総裁率いるSNBは政策金利である3カ月物ロン ドン銀行間取引金利(LIBOR)の誘導目標を0.25%に据え置いた。 ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査でも、19人全 員が据え置きを予想していた。

スイス・フランはユーロに対し年初来で16%上昇。欧州各国政府 の財政危機対応能力への懸念から、15日には過去最高値を記録した。 SNBは6月からフラン高阻止に向けた市場介入を控えている。フラ ン高が輸出主導型のスイス景気を損ない、デフレリスクを高める恐れ がある。

サラシン銀行(チューリヒ)のエコノミスト、アレッサンドロ・ ビー氏は、「SNBには金利を据え置くしか選択肢はない」と述べ、 「SNBはフラン一段高を招きかねないすべてのことの回避を切望し ている」と語った。

スイス・フランの対ユーロ相場は前日、1ユーロ=1.2759スイ ス・フランまで上昇し、最高値を更新した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE