NY高層ビル、ドアを開ければ自家用車-ニコール・キッドマンら購入

建築家のアナベル・セルドルフ 氏とニューヨークのマンハッタンにあるコンドミニアム(分譲マンショ ン)「200イレブンス・アベニュー」の自動車用エレベーターに乗って 上の階に上る間、摩天楼の風景が窓越しにきらきらと輝いて見えた。

そう、自動車用のエレベーターだ。もっとも、われわれは実際には 自動車には乗っていなかったが-。

エレベーターは、開発業者のアーバン・ミューズ・マネジメントが 「一続きのスカイガレージ」と呼ぶ10階で停止し、ドアが開いた。

ドアを出れば自動車が駐車してあるのは郊外では当たり前だが、駐 車場不足に悩まされ、ステータスを渇望するニューヨーカーたちは驚嘆 した。うちのメルセデスからの眺めの方がおたくのベントレーからより 良い、というような具合だ。

近くにある巨大なビルのようにもともと工業用の構造を備えた建物 の幾つかには自動車用エレベーターが備えられている。トラックが入る サイズだ。

セルドルフ氏は自動車が入るサイズの自動貨物エレベーターをコン ドミニアムに設置。リモートセンサーでテナントの自家用車を割り当て られたスペースまで運ぶ。

このコンドミニアムの15戸は完売済み。ペントハウス2戸の価格 は合わせて驚きの3000万ドル(25億3000万円)に上る見通しだ。

オーナーには、女優のニコール・キッドマンやカントリー歌手のキ ース・アーバン、イタリアの高級ブランド、ドルチェ・アンド・ガッバ ーナの創業者ドメニコ・ドルチェ氏、装飾家のジャミー・ドレイク氏ら が名を連ねる。

ビルの近くの駐車場の料金は月額数百ドルだが、オーナーたちはド アのそばに駐車する特権にために、ビルの平方フィート当たりの価格に 基づけばそれぞれ約100万ドルを支払うという。

(ジェームズ・ラッセル氏は建築に関する記事をブルームバーグ・ ニュースに寄稿しています。記事の内容は、同氏自身の見解です)

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