上場2日目の大塚HD株、午後急落し公募割れ-人気圏外で見切り売り

医薬品や健康食品が主力の大塚ホ ールディングスの株価が前日比6.9%安の1992円まで売られ、急落。 上場2日目で公募価格(2100円)を割り込んだ。株式相場が上値追い の展開となるなか、医薬品株には資金が向かいにくい。きのうの初値以 降の上値が重かったことで、売りが次第に優勢となっている。

上場初日の株価は一時2234円まで上昇した後、売り圧力が強まり 最終的には2140円と初値の2170円を下回って取引を終了した。きょう は前日終値を一度も上回ることなく、公募価格を割り込んで午後の取引 を開始すると、見切り売りに拍車がかかった。午後2時5分時点で、東 証1部下落率1位。

しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹投信グループ長は 「現在の株式市場は米国景気回復を評価する輸出関連や、金利上昇を受 けて金融株などに投資資金が向かっており、ディフェンシブ的な医薬品 は業態として避けられやすい」と指摘。きのうの初値以降の株価が「思 ったほど上がらなかったことで、個人の売りが増加している」という。

もっとも、同氏は同業他社と比べてバリュエーション面から株価は 割高ではないとして、「下落は一時的な需給要因という側面が大きい。 2015年の統合失調症治療薬『エビリファイ』の特許切れもある程度埋 められそうで、今後大きく株価が崩れるとは予想していない」とも話し ていた。

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