ドルは来年対ユーロで11%下落、米国債の下げで-米シティグループ

【記者:Catarina Saraiva】

12月15日(ブルームバーグ):ドル相場は来年、対ユーロで 11%下落する可能性がある、と米シティグループが予想した。投資 家が米資産を敬遠し、債券相場が下げることを理由に挙げた。

主任テクニカルアナリスト、トム・フィッツパトリック氏は電話 インタビューで、「債券市場を中心に米資産に対して弱気な動きにな る」と予想した。

同氏率いるシティのテクニカルアナリストは、顧客向け資料でド ル相場について、今回と同様に住宅市場が落ち込んだ70年代や、債 券相場が低迷した90年代の取引パターンに沿った動きになるとみて いる。2年物国債利回りは93年9月の3.7%から94年12月には

7.7%と、2倍に上昇し、債券価格は下落した。

アナリストによると、来年は米国債の下げに続いてドル相場が下 落する見込み。投資家が住宅市場の回復は依然圧迫されると懸念を募 らせている上、景気回復の支援を目的に米連邦準備制度理事会(FR B)が6000億ドル(約50兆5320億円)相当の米国債の追加購入 を発表したためだ。

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