浜ゴム株3日続落、タイヤ値上げ発表も原料高警戒-下落率1位ゴム

タイヤ国内3位の横浜ゴム株が一 時、前日比2.6%安の418円と3日続落。原料価格高騰による影響を 吸収するため、国内市販用タイヤの値上げを決めたが、商品市況の上 昇が続く中、価格転嫁による収益への好影響は限られると見られた。 一部アナリストが、競合タイヤメーカーの投資判断を引き下げた影響 も出て、東証1部33業種のゴム製品指数は下落率1位。

浜ゴムが15日の取引終了後に発表したリリースによると、2011 年3月1日から国内市販用トラック・バス用タイヤの平均7%の値上 げを実施する。タイヤの終了原料である天然ゴム価格の高騰が続いて おり、生産性向上やコスト削減などの企業努力だけではこれを吸収す ることが難しくなったため、という。

シンガポール商品取引所(SICOM)のゴムRSS3号先物の 値動きを見ると、12月13日の取引で前日比9%高のキログラム当た り470セントと、終値で年初来高値を更新。年初のおよそ1.6倍水準 に達している。

一方、モルガン・スタンレーMUFG証券では15日付の投資家向 けリポートで、原材料高を従来以上に厳しく織り込んで利益予想を減 額修正したほか、直近の株価上昇で値上げ期待が織り込まれた可能性 があるなどとし、タイヤ最大手のブリヂストン、住友ゴム工業の投資 判断を「オーバーウエート」から「イコールウエート」へ引き下げた。 ブリヂスト株は一時2.1%安の1609円、住友ゴム株は1.4%安の858 円までそれぞれ売られる場面があった。

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