世界の石油大手:今年の資産売却総額は4兆1700億円-過去最高

今年の世界の石油大手の資産売却 総額が過去最高に達していることが、ブルームバーグの集計したデータ で分かった。中国など新興国が資源調達先を求めて競合していることを 背景に、高値で売却されている。

今年の英BP、英蘭系ロイヤル・ダッチ・シェル、米コノコフィリ ップスなど石油大手の資産売却は95件で計495億ドル(約4兆1700 億円)に上り、少なくとも過去12年間で最高。資産売却ペースは年間 を通じて強まっており、10-12月期に200億ドルを上回るなど、この 勢いは来年にも持ち越されそうだ。

BPはメキシコ湾原油流出事故の補償などの費用を賄うため半年足 らずの間に210億ドルの資産売却で合意した。このケースを除いても 2007年全体の160億ドルを上回っている。資産売却で得た資金は深海 掘削や液化天然ガス(LNG)プラントの建設など上昇する生産コスト に充てられている。

バークレイズ・キャピタルの石油業界アナリスト、ルーシー・ハス キンス氏(ロンドン在勤)は「売り手市場になっている。高値で売れて いる。新興国からの買い意欲の波が押し寄せている」と述べた。

中国の国営石油会社が最大の買い手になっている。中国海洋石油 (CNOOC)とブライダスはBPが保有するアルゼンチンのパン・ア メリカン・エナジーの株式60%を70億6000万ドルで購入した。石油 メジャー(国際石油資本)からの資産買収額としては最高額。米オクシ デンタル・ペトロリアムはアルゼンチンの油田を中国石油化工集団に 24億5000万ドルで売却することで合意した。

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