テラプローブ株の初値2775円、公開比7.5%安-半導体ウエハー検査

東証マザーズ市場にきょう新規株 式公開(IPO)したテラプローブ株は、午前9時25分に公開価格 (3000円)を7.5%下回る2775円で初値を付けた。その後も売り優勢 で、2498円まで下げた。公開株数は368万株(公募160万株、売り出 し160万株、オーバーアロットメントによる追加売り出し48万株)。

テラプローブは、半導体DRAM専業のエルピーダメモリのテスト 部門が母体で、半導体ウエハーテストの開発受託を手掛ける。主力はD RAMの検査受託で、エルピーダ向けの売上高が全体の7割近くを占め る。上場に伴いエルピーダが100万株を売り出し、エルピーダの連結子 会社から持ち分法適用会社に変わることになった。

水戸証券投資情報部の岩崎利昭課長は、「半導体市況の回復が鈍り つつあるほか、市場からの資金吸収額も100億円超と相対的に大きく、 需給面での重しもある」と指摘した。また、公募価格が仮条件の下限で 決まったことも「心理的にマイナス要因」という。仮条件は3000- 3350円だった。

さらに、半導体関連では、昨年11月にマザーズ市場に上場したエ フオーアイが、上場申請書類に虚偽決算情報を記載していたことが判明 し、今年6月に上場廃止となっており、FOIのイメージが「テラプロ ーブに悪影響を及ぼしている可能性もある」と、岩崎氏は話していた。

テラプローブは今期(2011年3月期)の連結業績について、売上 高が前期比24%増の221億円、営業利益は同2倍の59億円を見込む。 1株当たりの純利益は487円17銭を想定しており、公開価格から算出 した予想PER(株価収益率)は6.2倍。主幹事は野村証券が務める。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE