オハラ株急落、レアアース高騰で今期減益へ-調達先模索

光学ガラスメーカーのオハラ株が 急反落。会社側は原料高に伴う収益率低下を想定し、今期(2011年10 月期)は18%の営業減益と見込んだ。レアアース(希土類)原料の調 達先拡充に動いている最中で、目先の業績悪化を懸念した売りに押さ れ、一時前日比7.9%安の1092円まで下げた。

オハラが15日の取引終了後に公表した今期業績予想によると、本 業のもうけを示す連結営業利益は前期比18%減の27億円に落ち込む 見通し。光学ガラスの屈折率を上げるために使うレアアースのランタ ンの価格が8月以降に急騰しており、主力の光事業の利益率が前期の 12%から9.3%に低下すると予想した。

同社の若杉覚常務によると、ランタンの価格は足元で8月以前の 4-5倍になった。これを受けオハラは、中国OEM(相手先ブラン ドでの生産)メーカーとの連携を強め、中国で原料を調達するよう動 き始めたほか、新たな調達先を探しているという。若杉氏は、「まだ取 り組みを始めたばかりのため、少なくとも上期(10年11月-11年4 月)の業績は厳しい」と話している。

ゴールドマン・サックス証券の播俊也アナリストは16日付の投資 家向けリポートで、「デジタル一眼レフや半導体・液晶露光装置向けの 硝材の数量増加の効果を原材料価格の高騰や固定費の増加が相殺する 見通し」と指摘。同証としての今期営業利益予想を31億円から30億 円に、来期を37億円から36億円に、それぞれ減額修正した。目標株 価は1170円、投資判断は「中立」で継続。

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