【個別銘柄】銀行、DeNA、ゴム、大塚HD、三井ハイ、あおぞら銀

きょうの日本株市場で株価変動材 料の出た銘柄の終値は以下の通り。

銀行株:三井住友フィナンシャルグループ(8316)が前日比2.2% 高の2856円、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が1.4% 高の435円など。東証銀行指数は33業種中TOPIX上昇寄与度1位、 値上がり率2位だった。野村証券では15日付で、三井住友Fと三菱U FJの投資判断「1(買い)」を強調。PBR(株価純資産倍率)など バリュエーション面での割安感が強いなどとしている。金利上昇による 利ざや改善期待も株価を押し上げた。

ディー・エヌ・エー(2432):9.9%高の2975円。韓国サムスン電 子と提携し、同社が開発・販売するスマートフォン(多機能携帯端末) にソーシャルゲームプラットフォーム「モバゲー」を提供することにな ったと発表。海外市場での業容拡大期待が高まったと受け止められた。 みずほ証券では、有力な端末ベンダーからの認知を受けたことはポジテ ィブだとコメント。

あおぞら銀行(8304):7.8%高の165円。ゴールドマン・サック ス証券では、株式市場は収益性や資産の質の改善、優れたコスト管理、 質の高い資本基盤の4点を織り込んでいないとし、投資判断「買い」で カバーを開始した。目標株価は190円。

ゴム製品:ブリヂストン(5108)が1.6%安の1616円、住友ゴム 工業(5110)が1.7%安の855円など。ゴム製品指数は東証33業種の 下落率1位。モルガン・スタンレーMUFG証券では、株価上昇で国内 市販タイヤの値上げ期待が織り込まれた可能性があるなどとし、ブリヂ ストと住友ゴムの投資判断を「オーバーウエート」から「イコールウエ ート」に引き下げた。

大塚ホールディングス(4578):6.6%安の1999円と、東証1部値 下がり率3位。上場2日目で公募価格(2100円)を割り込んだ。株式 相場が上値追いの展開となるなか、ディフェンシブ色の強い医薬品株に は資金が向かいにくいとして敬遠された。初日に上値が重かったほか、 午後に公募価格を割り込んだことで、見切り売りが優勢となった。

三井ハイテック(6966):6.4%安の482円。2011年1月期の連結 営業損益は5000万円の黒字予想が一転、6億5000万円の赤字(前期は 42億8500万円の赤字)となる見込み。半導体市場の在庫調整でICリ ードフレームの受注が予想を下回るほか、想定為替レートの1ドル=90 円に対して円高で推移していることも響く。

全日本空輸(9202):1.7%高の304円。野村証券では、11月輸送 実績は羽田容量拡張で国際線旅客の増加率が拡大したことを挙げ、10- 12月の収入は会社側の下半期想定を上回っているもようだとコメント している。空運は東証業種別上昇率で1位。

サッポロホールディングス(2501):5.5%高の384円。ビール系 飲料の販売好調から、10年12月期業績への期待感が出ている。独立系 調査会社TIWでは、今期連結営業利益は145億円と、会社計画(135 億円)を上回るだろうと14日付リポートで指摘。米系投資ファンドの スティール・パートナーズ・グループによる保有株比率の低下で需給面 での将来的な売り圧力への懸念が薄れるなか、足元業績への期待や豊富 な含み資産など実態面が評価されやすくなっている。

新生銀行(8303):4.6%高の92円。米ドル建て優先出資証券の海 外での公開買い付け実施に伴い、250億円程度の利益を計上する見込み だと15日発表。11年3月期の業績予想については集計中としている。

SUMCO(3436):2.5%安の1136円。野村証券では、同社と信 越化学工業(4063)の大手2社を中心とするシリコンウエハー業界の構 造が大きく変わろうとしているとし、今後は下位メーカーがシェアを伸 ばしていく可能性が高いと分析。特にかつて半導体や液晶で起こった韓 国メーカーのキャッチアップが、シリコンウエハー業界でも起こる可能 性が出てきたとしている。信越化は0.1%安の4320円。

医薬卸:アルフレッサ ホールディングス(2784)が2.7%安の 3610円、スズケン(9987)が2.3%安の2526円。モルガン・スタンレ ーMUFG証券は、12年3月期業績での医薬品株や日本株全体に比べ た相対魅力の低さ、業績環境の悪化傾向などから、2社の投資判断を 「オーバーウエート」から「イコールウエ―ト」に引き下げた。

クミアイ化学工業(4996):2.8%安の274円。生産効率化による 売上原価低減などで、10年10月期の連結営業利益は前の期比49%増の 9億9000万円だった。11年10月期は前期比1%増の10億円と、大幅 な増益率鈍化を見込んだため、過大な業績期待が後退した。

フィデック(8423):値幅制限いっぱいのストップ高(3000円) となる27%高の1万3940円。ドン・キホーテ(7532)やオーエムツー ネットワーク(7614)を割当先とする第三者割当増資を実施すると15 日発表。調達額は約20億円。約10億円で債務超過を解消し、残り約 10億円で自己資本を充実して、信用力の回復や上場維持を確実なもの にする。財務体質に対する不透明感が和らいだ。

テラプローブ(6627):東証マザーズ市場にきょう新規上場し、初 値は公開価格(3000円)を7.5%下回る2775円だった。半導体ウエハ ーテストの開発受託を手がけるが、半導体市況の回復の鈍さなどが懸念 され、売りが優勢となった。午後一段安で終値は2320円。

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