ギリシャ労組がゼネスト、航空便やバスなど交通機関がまひ

ギリシャの労働組合は15日、 同国政府による国際支援の条件順守に伴う賃金カットに抗議し、ゼネ ストを実施した。航空便やフェリーなど公共交通機関のサービスが停 止した。デモ隊はアテネで警官と衝突した。

航空管制官のストで、アテネ国際空港の発着便は全て欠航。 議 会で15日に承認された法案で賃金が10%削減された公共輸送機関 の労働者は、午前9時から午後5時まで断続的にスト参加者の輸送に 当たった。このほか、銀行員や医師、教師、国営電力会社の従業員も ストに参加。タクシー運転手は午前10時から午後2時まで車のエン ジンを切った。

バスと鉄道、地下鉄労働者は16日に24時間ストを計画してお り、9日の閣議で賃下げ計画が承認されて以来、1週間で3回目のス トとなる。31年にわたりアテネ郊外のバスターミナルの責任者を務 めてきたスタマティス・クラプシスさん(52)は「給与については、 少なくとも20年前の水準に後戻りすることになる」と語った。

ギリシャのパパンドレウ首相は支出削減と増税を実施したが、労 働法改正による現実が国内に大きな衝撃を与えている。国有企業につ いては従業員の賃金が売上高を上回るケースがしばしばあり、アテネ のバス運営会社では人件費が売上高のほぼ2倍に達している。

警察当局の推定によると、同国2大労組によるアテネでの抗議行 動への参加要請に応じたのは約2万人。一部のデモ隊が議会や財務省 の周辺の警官に火炎瓶を投げつけたため、警察当局は催涙ガスなどで 対応した。

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