米政府、英BPなどを提訴-メキシコ湾原油流出事故で

米政府は15日、米国史上最悪の 原油流出事故に関連し、環境関連法に違反したとして英メジャー(国 際石油資本)BPを含む5社とその傘下の部門をニューオーリンズの 連邦地裁に提訴した。

メキシコ湾のリグ(掘削装置)「ディープウォーター・ ホライズン」の4月の爆発事故が招いた原油流出をめぐって米政府が 民事訴訟を起こすのは今回が初めて。司法省は民事の調査を継続して おり、犯罪行為があったかどうかも捜査している。

司法省の声明によると、同省は水質汚染防止法に基づく損害賠償 の支払いに加えて、油汚染対策法の下、原油流出が引き起こした被害 と汚染処理にかかるすべての費用に被告のうち4社が責任を負うと宣 告するよう地裁に求めている。訴えには具体的な賠償額は盛り込まれ ていない。

訴訟の被告には、油井を所有するBPのほか、爆発事故を起こし たリグの所有者であるトランスオーシャン、アナダルコ・ペトロリア ム、三井石油開発傘下のMOEXオフショア2007が含まれる。

三井石油開発のウェブサイトによると、同社は三井物産が70%出 資し、全額出資の米子会社MOEXオフショアを通じて、事故が発生 したマコンド油井がある油田の権益の10%を保有する。

豪QBEインシュアランス・グループの引受部門も訴えられてい るが、責任は同社が保険でカバーする範囲に限定される。

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