米消費者物価指数:11月はコアともに前月比0.1%上昇

11月の米消費者物価は、予想を 下回る伸びにとどまり、原油といった商品の値上がり分はまだ消費者 に転嫁されていない可能性が示唆された。

米労働省が発表した11月の米消費者物価指数(CPI、季節調 整済み)は前月比0.1%上昇。ブルームバーグ・ニュースがまとめた エコノミストの予想中央値は0.2%上昇だった。11月の食品とエネル ギーを除いたコア指数は前月比0.1%上昇となった。

失業率が10%近くで高止まりしている中、米ターゲットやウォル マート・ストアーズといった小売店は価格を引き下げ、年末商戦での 集客を図っている。

前年同月比ではCPI全体は1.1%上昇と、アナリスト予想と 一致。コア指数は0.8%上昇と、予想(0.6%上昇)を上回る伸びだ った。

項目別

11月のエネルギー価格は前月比で0.2%上昇。食品価格も0.2% の伸びだった。特に食肉やシリアル価格が上昇した。

帰属家賃は前月に引き続き0.1%上昇。前年比では0.2%の上昇。 住宅の差し押さえ物件が賃貸市場に流れ込み、CPIの42%を占める 居住費は上昇が抑えられている。

医療費は0.1%上昇。衣料費は前月比で0.2%上昇、前年比では

0.8%低下した。

ムーディーズ・アナリティクスのシニアエコノミスト、ライア ン・スウィート氏は、「今のところインフレは脅威ではない。景気に は多くのたるみがみられる」と述べ、「インフレは引き続き、かなり 抑制された状態が続くだろう。今後数カ月間は緩やかに推移するとみ ている」と続けた。

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