中国首相:対インド貿易の不均衡、是正に向け行動する用意

中国の温家宝首相は、今年180 億ドル(約1兆5200億円)に達する対インド貿易黒字を削減するとと もに、同国との通商関係の強化を目指す方針を明らかにした。

中国企業幹部300人余りとともにニューデリー入りした温首相が 3日間のインド訪問初日の会合で発言した。訪問の目的は、両国の経済 関係の強化と、国境や中国のパキスタン支援をめぐる対立の緩和。同首 相は、「世界には両国がともに発展するための余地が十分にある」と述 べ、中印関係を「虎と象のようなライバル関係」とする見方を退けた。

温首相は、中国政府は「両国の貿易不均衡を深刻に受け止めてお り、中国によるインド製品輸入の促進に向けた追加的措置を取る用意が 出来ている」と述べた。中国企業幹部の代表団は今回の訪問中にICI CI銀行やリライアンス・パワーなどのインド企業と計160億ドル (約1兆3500億円)余りの契約を結ぶ見通し。

温首相はまた、インドのシン首相とともに、二国間貿易の目標引 き上げを発表する見込みだと表明。インドと中国は「どの国よりも多く 外国からの直接投資を受けた」ものの、両国間の投資は「7億ドルに満 たない」と指摘し、「相互投資のより良い環境」作りに向け、両国間の 資本や人の移動の手続きを簡素化するよう呼び掛けた。

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