欧州債:ポルトガル債が8日続落、入札不調で-スペイン債は反発

欧州債券市場では、ポルトガ ル国債相場が8営業日続落。ポルトガルがこの日実施した国債入札で、 借り入れコストが上昇したことが響いた。

スペイン国債は8営業日ぶりに上昇。同国債の10年物利回りは 2000年9月以来の高水準まで6ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)に迫った後、下げに転じた。格付け会社ムーディーズ・イ ンベスターズ・サービスがこの日、資金需要に関する懸念などを理由 に、スペインの信用格付けを引き下げ方向で見直すと発表した。スペ インは16日に今年最後の国債入札を実施する。ドイツ国債は前日か らほぼ変わらず。

コメルツ銀行の債券ストラテジスト、デービッド・シュナウツ氏 は電話で「ポルトガルには利回り上昇から隠れる場所はない。ストレ スの水準は極めて高い」と述べた。

ロンドン時間午後4時32分現在、ポルトガル10年債利回りは 前日比2bp上昇の6.57%。同国債(表面利率4.8%、2020年6 月償還)価格は0.12ポイント下げ87.75。ドイツ10年債利回りは 5月以来の高水準となる3.07%まで上げた後、ほぼ変わらずの

3.03%。

ポルトガル債券発行機関IGCPによると、2011年3月18日 償還の証券の平均落札利回りは3.403%。前回の11月3日の入札 では1.818%だった。応札倍率は1.9倍で、11月の2.2倍を下回 った。

スペイン10年債利回りは前日比7bp低下の5.49%。ムーデ ィーズの格付け見直しの発表を受け、一時は5.61%まで上昇した。

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