11年の電子情報産業の世界生産額6%増へ-業界団体予測

IT(情報技術)やデジタル家電の 業界団体である電子情報技術産業協会(JEITA)は15日、2011年 の電子情報産業の世界生産額が前年見込み比6%増の220兆9000億円に なるとの見通しを発表した。クラウドコンピューティングの広がりや多 機能携帯端末(スマートフォン)などの新端末の需要増などを見込んで いる。

会見したJEITAの下村節宏会長(三菱電機会長)は、エコポイ ント効果の反動が懸念される11年の薄型テレビの国内出荷台数につい て、約1000万台と例年通りになるとの見通しを示した。特需に沸いた 10年から気持ちを切り替え、「通常通りのオペレーションをすることが 大事」と語った。エコポイントの恩恵を受けた10年は約2300万台に達 する見込みという。

エコポイントは省エネ効果の高い一部の家電に付与され、対象商品 の購入者がポイントに応じて商品やサービスと交換できる政府の省エネ 家電購入促進策。12月からは付与されるポイント数が半減したため、11 月までは特に駆け込み需要が旺盛だった。12月に終了予定だった制度が 来年3月まで延長されたが、1月以降は省エネ基準のもっとも優れた商 品のみに対象が限定されるため、年内中の購入が増えている。

下村会長は「11月は単月で約600万台と活況を呈した」と振り返り、 来年の見通しについて、各家庭でテレビが平均2台ある中、1台はまだ 買い替えが進んでいないこともあるなどと説明、「それほどひどくポテ ンシャル市場が縮んでいるとは思っていない」との見方を示した。

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