アジア株:下落、景気回復の先行き懸念で-FOMC声明と短観受け

15日のアジア株式相場は下落。 米連邦公開市場委員会(FOMC)声明と日本銀行の企業短期経済観測 調査(短観)を受け、世界的な景気回復の力強さに対する懸念が広がっ た。MSCIアジア太平洋指数は14日に付けた約2年半ぶりの高値か ら反落した。

原油と銅相場の値下がりを受けて、世界最大の鉱山会社、英・オー ストラリア系BHPビリトンが売られた。中国最大の石油会社、中国石 油(ペトロチャイナ)も安い。中国当局がインフレ抑制に向けて追加措 置を講じるとの見方から、時価総額で世界最大の銀行、中国工商銀行は 下落。利益見通しを下方修正したサーフィン衣料品メーカーの豪ビラボ ン・インターナショナルも大幅安となった。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時35分現在、前日比

0.7%安の134.18。指数構成銘柄のうち、値上がり銘柄数と値下がり 銘柄数の割合は約2対3。14日には2008年7月以来の日中高値を付 けていた。日経平均株価の終値は前日比6円99銭(0.1%)安の1万 309円78銭。

しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹投信グループ長は、 投資家は景気の先行きを深刻に心配してはいないものの、改善に向けた 明らかな兆しも見えていないとし、踏み込んだ投資はしづらい状況だと 話した。

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