国際帝石株が一時7月来高値、価格前提見直しクレディS目標値上げ

国際石油開発帝石株が一時前日比

2.3%高の49万1000円と7月8日以来、約5カ月ぶりの高値水準を回 復した。足元で原油先物相場が上昇傾向を強める中、クレディ・スイ ス証券では14日、原油価格前提の引き上げに伴い業績予想を増額、目 標株価を引き上げており、今後の業績上積みと株価上昇余地を期待す る買いが入った。

クレディ・スイス証券の西山雄二アナリストは14日付のリポート で、原油価格前提の引き上げに伴い、国際帝石の2011年3月期の連結 営業利益予想を従来の4316億円から4487億円に上方修正した。会社 側の計画値は4380億円。

ニューヨーク原油先物相場は今月7日、およそ2年ぶりに1バレ ル=90ドルを突破。米金融緩和政策による過剰流動性の高まり、米原 油在庫の減少などがはやされており、70ドル台前半だった9月下旬ご ろと比べ上値切り上げの展開となっている。西山氏は、原油価格上昇 により世界の石油開発企業のバリュエーションが切り上がる中、原油 価格前提引き上げにより、「株価にはさらに上昇余地が生じた」との認 識を示した。

同証では、国際帝石株の目標株価を従来の46万5000円から63 万1000円に引き上げ、投資判断「アウトパフォーム」は据え置いた。 新しい目標株価は、時価総額1兆円台の中堅石油開発9社の10年度予 想平均EV/EBIDAX(利払い・償却・探鉱費前利益)6.6倍に 当たる。

国際帝石株は、前日まで10連騰していた反動もあり、午前終値は

0.1%安の47万9500円と失速して終了。また同証が、国内ガス田の先 行きが依然不透明とし、「割安な状態が解消される可能性は大きくない」 と指摘した石油資源開発株は1.2%安の3130円と軟調だった。石油資 源の投資判断は「アウトパフォーム」から「中立」、目標株価は4600 円から3100円にそれぞれ引き下げた。

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