FOMC:市場関係者のコメント-カリフォルニア州立大のソーン教授

米連邦準備制度理事会(FRB) は14日の連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に声明を発表し、 来年6月にかけて6000億ドル(約50兆円)の国債を購入する方針 を堅持した。また、経済成長ペースは失業を減少させるには不十分だ として、政策金利を「長期にわたり」低位にとどめる方針をあらため て示した。これについての市場関係者のコメントは以下の通り。

◎カリフォルニア州立大学チャンネル諸島校のスン・ウォン・ソーン 教授(経済学):

「声明のトーンは私が考えていたものより悲観的だった」

「失業を減少させるほど十分な雇用が生まれていないのは真実だ が、米経済に勢いが少し出始めていることは統計で示されている」

「米経済は十分に速いペースで成長してはおらず、インフレは現 時点で懸念要因ではないため、芳しくない雇用の見通しは当局にとっ て確かにアキレス腱だ。当局は金融政策でけん引することに苦戦して いると言えよう。馬を水場に連れていくことができても、馬に水を飲 ませることはできない。今はそんな状況だ」

「債券利回りの上昇は米経済が実際に上向きつつあるという一つ のシグナルであり、FRBには朗報だ」

「米経済が大方の予想通り改善すれば、FRBが来年、量的緩和 第2弾以上のことをするとは思えない。当局の予想よりも大きく景気 が改善すれば、6000億ドルの手前で国債購入が終了しても驚きでは ない。当局に対する政治的な強い批判を背景に、6000億ドルのプロ グラム以上のことを実施する可能性は低くなるだろうが、政治的な考 察よりも経済的な考察がけん引力になると予想している」

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