米AIG:株価急伸、ミラー会長が政府からの独立に自信

14日のニューヨーク市場で、米 保険会社アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の株 価がS&P500種株価指数の構成銘柄中で最大の上昇となった。ステ ィーブ・ミラー会長が、米政府による救済企業の持ち株売却を受けて、 政府からの独立に前向きな姿勢を示したことが好感された。

米財務省は先週、保有するシティグループ株を105億ドル(約 8760億円)で売却。また先月ゼネラル・モーターズ(GM)が行った 新規株式公開(IPO)では、136億ドルを受け取った。

ミラー会長は14日、ブルームバーグテレビジョンのインタビュー で財務省のシティ株売却などについて、「良い前例で、信頼感を高め ている」と述べた。この日のAIG株価終値は前日比3.25ドル (6.7%)高の51.77ドルだった。

財務省は、保有するAIGの優先株を普通株に転換し、売却する 計画を立てている。ミラー氏は、財務省が保有するAIG株すべてを 売却するには、市場の環境次第で1-2年かかる可能性があるとの見 方を示した。

ミラー会長は「財務省と当社は、売却を完了させたいと強く望ん でいる」と言明。「市場は現在オープンであり、投資家はAIGの取 締役会と経営の双方に信頼感を抱いている」と述べた。

AIGの株価は年初から約73%上昇。11月には2008年の公的 資金受け入れ以来初めて、社債20億ドルを起債した。

AIGは10月、ロバート・ベンモシュ最高経営責任者(CEO) が、がん治療を受けていることを明らかにし、状況に応じてスティー ブ・ミラー会長が暫定CEOに就くと述べていた。

ミラー会長は、ベンモシュCEOの健康状態について「非常に良 好だ」と語り、「今のところ、健康状態にもエネルギーにもまったく 衰えはみられない」と続けた。

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