欧州委:ユーロ圏の経済成長、11年に鈍化へ-赤字削減策が響く

欧州連合(EU)の行政執行機関、 欧州委員会は、各国政府の赤字削減策の実施に伴い、ユーロ圏の経済 成長が2011年に鈍化するとの見通しを示した。12年については民間 需要の高まりで景気は持ち直すと予想した。

欧州委は14日公表したユーロ圏16カ国の四半期経済報告で、「世 界的な軟調の兆候に加え、本格的な財政調整のため、経済活動が10 年末と11年に向けて鈍化する公算が大きい。しかしながら、力強い民 需を背景に12年に再び上向きとなる」との見方を示した。

先月29日時点の欧州委予測では、経済成長率は今年1.7%で、来 年は1.5%に鈍化するとしていた。各国政府が債務危機への取り組み で支出削減と増税に踏み切ることを要因として挙げていた。

欧州委はこの日の報告で、「景気回復は幅広いものとなりつつある ようだ。輸出の伸びはしばらく堅調が続いており、ユーロ圏経済は次 の局面に入りつつある。それによって、輸出増加がとりわけ機器など の設備投資の需要を喚起し始める」と解説した。

さらに「財政面である程度改善が進むのは明らかで、実質的に加 盟国全体の赤字は11年に減少する。ただ、債務水準は依然として増加 傾向にある」と指摘した。

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: ロンドン 藤森英明 Hideharu Fujimori +44-20-7673-2178 hfujimori@bloomberg.net Editor: Fumihiko Kasahara 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Jones Hayden at +32-2-285-4312 or jhayden1@bloomberg.net

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