英国:11月のインフレ率、3.3%に上昇-6カ月ぶり高水準

英国では11月のインフレ率が市 場予想に反して上昇し、6カ月ぶりの高水準となった。食料品や衣料 品の値上がりで、政策当局に物価抑制を迫る圧力が高まった。

英政府統計局(ONS)が14日発表した11月の消費者物価指数 は前年同月比3.3%上昇と、5月以来の高い伸びとなった。10月は

3.2%上昇だった。ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト28人を 対象にまとめた調査の中央値では3.2%上昇が見込まれていた。

11月の指数は前月比では0.4%上昇。食料品は前月比で1.6%値 上がりした。

インフレ率は9カ月連続で政府目標の上限である3%を上回って おり、来年1月の付加価値税(VAT)の税率引き上げがさらに物価 圧力を高める可能性がある。イングランド銀行 (英中央銀行)のビー ン副総裁は13日、インフレの強さで物価見通しに対するリスクが高ま ったと指摘し、経済の非稼働資源は従来の想定よりも限られている可 能性があるとの認識を示した。

BNPパリバ(ロンドン)のエコノミスト、アラン・クラーク氏 は電話インタビューで、英国の「量的緩和第2段の公算がさらに小さ くなった」と述べ、「インフレ率は2011年に3%の目標を上回る水準 にとどまるだろう。1-3月(第1四半期)にピークを迎える。この 日の統計はインフレが長期にわたり高止まりする可能性を示した」と 続けた。

同時に発表された11月の英小売物価指数は前年同月比4.7%上昇 となり、10月(4.5%上昇)からが加速し、3カ月ぶりの高い伸び率 となった。エコノミスト予想は4.5%上昇だった。住宅ローンコスト などを除いたベースでも4.7%上昇した。

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