債券自警団は「眠らない」、米国債利回り上昇の恐れも-MIT教授

金融政策の効果が失われれば、米 国債の利回りが上昇する恐れがある-。米マサチューセッツ工科大学 (MIT)スローン・スクール・オブ・マネジメントのサイモン・ジ ョンソン教授が13日、こうした見方を示した。

同教授はラジオ番組「ブルームバーグ・オン・ジ・エコノミー」 でインタビューに応じ、米連邦準備制度理事会(FRB)が前回の連 邦公開市場委員会(FOMC)で6000億ドル(約50兆円)の米国 債追加購入を決めたことで、FRBが景気支援で持ち札を使い果たし たと考える投資家が「この先、間違いなく脆弱(ぜいじゃく)性をあ おり、利回りを押し上げる」と述べた。

ジョンソン教授は、財政・金融政策がコントロールできなくなり つつあると感じる投資家が債券利回りを押し上げることに触れ、「債 券自警団は決して眠らない」と言明した。「より広い市場の認識につ いて言えば、今は米国に対する懸念が確かにある。その財政状況につ いての懸念であり、世界の他の潜在的な資産と比べた際の米国の相対 的な位置についての懸念だ」と述べた。

同教授は一方で、ユーロ圏の中核国の全体的な債務水準について、 米国より良く練られた「極めて賢明な財政政策」のため、良好とだと の認識も示した。「ユーロがその基本的な問題を解決すれば、次は米 国が金融市場に試される番になるだろう」と語った。

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