富士重社長:中国は12年度めどに生産へ、現地合弁など検討

トヨタ自動車と資本・業務提携関 係にある富士重工業は、中国で2012-13年度の現地生産開始を目指し ている。現地との提携方法を今年度内に決める。森郁夫社長は14日の インタビューで、現地生産には10万台の販売規模が必要で、将来は 20万台の販売を想定していると語った。

森社長は中国について、今年の自動車販売が計画を上回る5万 7000台になる見込みであるとし、来年の市場規模は2000万台程度に なるという見方を示した。現地での提携については「合弁でやるのが いいと思っている」と述べた。

米国市場に関し、森社長は来年1300万台程度の規模とみており、 富士重にとって「最重要の位置付け」に変わりはないと述べた。米国 工場(インディアナ州)の生産能力の拡大も検討している。来年度か ら5年間の中期経営計画で、増強規模などを明らかにする。米国では 来年、フルモデルチェンジした車種投入も検討しているという。

また、森社長は、次期中計で最終年の15年度の販売目標で「80 万-90万台を狙う」と述べた。今年度の販売計画は世界で66万台。 引き続き米国を最重要市場とし、中国市場の位置付けを大きくすると いう。中国以外のアジア市場については「アジア向けエントリーカー をつくるつもりはない」と述べながらも、「市場参入はやっていこうと 思っている」と語った。

電気自動車については「まだ商売にならない」と拡充予定がない ことを明らかにするとともに、12年にハイブリッド車を投入した「何 年か後には」プラグインハイブリッドを市場投入すると述べた。09年 に電気自動車「プラグインステラ」を他社に先駆けて投入したが、現 時点では法人向け販売のみとなっている。

本社工場でトヨタとのスポーツカー生産

森社長はまた、現在は軽自動車を生産している本社工場(群馬県 太田市)を、トヨタと共同開発のスポーツカーの生産に利用する考え を示した。富士重はトヨタとダイハツ工業の3社協力で、軽の自社生 産をOEM(相手先ブランドによる生産)に切り替え、自社生産を終 了していく。

今年度の営業利益700億円の計画に関し、森社長は、米国の販売 が好調に推移していることや、国内販売の落ち込みも想定内であるこ となどから、中期計画に掲げた800億円の目標を「あきらめない」と 語った。

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