泉州電株6月来高値、設備投資増受け今期純利益35%増へ

電線専門商社の泉州電業株が一時、 前日比9.8%高の920円と急反発。6月29日以来、約5カ月半ぶりの 高値水準を回復した。機械メーカーなどの設備投資増加などが寄与し、 今期(2011年10月期)の連結純利益は前期比35%増を見込むと13 日の取引終了後に発表。業績回復の持続を評価する買いが優勢となっ た。

同社が13日の取引終了後に発表した決算短信によると、機械メー カーなどの設備投資増加や電力用ケーブル事業の拡大を想定、11年10 月期の連結純利益は前期比35%増の12億4000万円と計画した。担当 アナリスト2人による事前の予想値平均(13億5000万円)は下回っ たが、前の期に比べ36倍の9億2200万円となった10年10月期の回 復傾向が今期も続く見通しが示されている。

同社の宮石忍常務によると、銅線の材料となる銅価格は現在トン 当たり80万円で、前期平均の68万3000円、今期計画前提の70万円 を上回る。銅価格の上昇は売上高に若干の影響を与えるが、利益面で の影響は限定的で、通期計画は想定通り進しょくする見通しという。

また、前期は半導体需要の増加を受け、半導体を製造する機械メ ーカーの設備投資増の恩恵で銅線の出荷が大きく伸び、業績改善に寄 与した。今期は、依然伸びているものの、前期に比べると落ち着いて きていると宮石氏。一方で、「止まっていたような印象があった自動車 関連の設備投資が徐々に出て来るような兆候があり、今後はそれに期 待したい」と話していた。

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