アライド銀:年内に政府出資比率9割に、35億ユーロ注入で-デービー

【記者:Joe Brennan】

12月14日(ブルームバーグ):アイルランド政府は国内銀行2位 のアライド・アイリッシュ銀行に対し、年内に35億ユーロ(約3900 億円)の資金を注入する必要があり、政府の出資比率は90%になるも ようだと、証券会社デービー(ダブリン)のアナリスト、スティーブ ン・ライオンズ氏が指摘した。

財務省によると、14日公表された「信用機関(安定化)法案」が 施行されれば、アライド銀が規制基準を満たせるように政府が年内に 資金注入することが可能になる。

アライド銀は同日の発表文で、法案内容を精査しており、「資本注 入に関して国家当局と引き続き協議する」と説明した。

アイルランド中央銀行は3月末に銀行に対し、年末までに狭義の 中核自己資本(コアTier1)比率8%を達成するよう指示。同国 が850億ユーロの支援受け入れで合意したことに伴い、中銀は11月 28日、2月末までに最低12%を達成するよう目標基準を厳格化した。

同行は11月30日、2月末までに98億ユーロを調達する必要があ り、自力で調達できない資金は政府から提供を受けると指摘した。

ライオンズ氏は14日に電話インタビューで、予想される貸し倒れ 損失計上後の年末時点でコアTier1比率を最低8%水準に維持す るには、35億ユーロの資金注入が必要だとの試算を示した。資金注入 が政府の株式取得で実施され、同行が負担の一部を劣後債の投資家と 分担しなければ、現行株価に基づくと、政府の出資比率は90%に達す ると予想している。

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