スペイン:借り入れコスト上昇、入札で25億ユーロ発行

スペイン政府は14日に入札を実 施し、12カ月物と18カ月物の証券、計25億ユーロ(約2790億円) を発行した。アイルランド救済の後遺症でスペイン国債利回りも上昇 する中で、発行規模は目標の最高には達しなかった。

スペイン銀行(中央銀行)によると、12カ月物19億9000万ユー ロの平均落札利回りは3.449%と、前回入札の11月16日の2.363%を 上回った。18カ月物5億2300万ユーロは3.721%で、前回11月の

2.664%から上昇。発行目標の上限は30億ユーロだった。

スペイン債とドイツ債の利回り格差(スプレッド)は11月30日 にユーロ導入来の最大を記録。サルガド財務相は同月26日、年内の調 達を当初予定よりも減らす方針を明らかにしていた。12月16日には 国債入札を実施する。

JPモルガン・チェースの債券ストラテジスト、ジャンルカ・サ ルフォード氏(ロンドン在勤)は「重要なのは16日の入札だ」とした 上で、流動性は低く最終需要も弱いことから「テクニカル的にスペイ ンにとっての調達環境は良くない」と述べた。

入札後の流通市場でスペイン国債相場は続落。10年物ドイツ債と のスプレッドは一時256.7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) と、13日の247.7bpから拡大した。ユーロ導入後の最大は298bp。

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