米国株:上げ失う、消費関連株が安い-フリーポートは上昇

米株式相場は取引終了前1時 間で上げ幅をほぼ失った。14日に開かれる米連邦公開市場委員会 (FOMC)への警戒感が背景だ。

S&P500種株価指数では消費関連株が下落。朝方は、中国 による政策金利引き上げ見送りを好感し、買いが膨らんだ場面もあ った。百貨店のJCペニーは下落。衣料品のアーバン・アウトフィ ッターズも安い。データストレージ(外部記憶装置)サービスを手 掛ける米コンペレント・テクノロジーズは、米デルによる買収(9 億6000万ドル)が嫌気され、値下がりした。一方、資源のフリー ポート・マクモラン・カッパー・アンド・ゴールドは、金属相場の 値上がりを手がかりに上昇した。

米証券取引所全体の騰落比率は約3対4。S&P500種株価 指数は前営業日比0.06ポイント上げて1240.46。ダウ工業株30 種平均は18.24ドル(0.2%)上昇し11428.56ドル。

バークレイズの株式戦略責任者バリー・ナップ氏(ニューヨー ク在勤)は取引終了間際の下げについて「米上院での減税延長法案 をめぐる投票が理由だとみている」と述べ、「立会場は非常に静か だった」と続けた。

この日の減税延長法案を採決に持ち込む動議では、可決に必要 な票が確保されたことが引け後に明らかになった。

S&P500種のパフォーマンス

S&P500種株価指数は7月2日から今月10日までに21% 値上がりした。連邦準備準備制度理事会(FRB)の追加量的緩和 策やS&P500種採用企業で第3四半期決算企業を発表した企業の うち、アナリスト予想を上回ったのが70%以上だったのが好感され た。

グリーンウッド・キャピタルのウォルター・トッド共同最高投 資責任者(CIO)は「市場はおそらく、FRBがどのような決断 を下すのか、市場参加者の見通しがまだ定かではないことを示して いる」と述べた。

S&P500種の消費者サービス株価指数は産業別10指数の中 で0.5%安と下落率最大だった。JCペニーは3.3%安、アーバ ン・アウトフィッターズは2.8%下落した。

この日の株式相場は、中国による政策金利引き上げ見送りを手 がかりに、一時0.5%高まで買い進まれる場面もあった。

コンペレントは2.5%安。デルは1株当たり27.75ドルでコ ンペレントの買収に合意した。デルは3.9%安。S&P500種テク ノロジー株価指数は0.3%下落と、下落率で2位だった。

フリーポートは銅相場の値上がりを背景に2.4%上昇。石油 のシェブロンを中心にS&P500種エネルギー株が値上がりした。 ニューヨークの原油先物相場がバレル当たりで88ドルを上回ったほ か、米複合大手ゼネラル・エレクトリック(GE)がブラジルを中 心に展開する油田関連サービス会社、英ウェルストリーム・ホール ディングスを買収したのが好感された。

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