欧州債:スペイン債が6日続落-国債入札とEU首脳会議を控え

欧州債市場では、スペイン10 年債相場が6営業日続落。スペインが国債入札を今週実施するほか、欧 州連合(EU)首脳が恒久的な危機対応メカニズムの創設に向けた協議 の準備を進めていることが背景にある。

この日のドイツ国債相場はほぼ変わらず。スペインは16日に 2020年償還債(表面利率4.85%)と25年償還債(同4.65%)を 発行する。イタリアも年内の国債入札を予定している。ポルト ガル国債も下げた。欧州中央銀行(ECB)はこの日、先週の国債購 入の規模を拡大したことを明らかにした。

コメルツ銀行の債券ストラテジスト、デービッド・シュナウツ氏 (ロンドン在勤)は、「スペインの国債入札を控え、ディーラーが国 債消化に苦慮しており、国債相場は軟調に推移している」と述べ、「E U首脳が今回の会合で解決策をまとめる公算は小さく、これがドイツ国 債への支援要因となっている」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時31分現在、スペイン10年債利回りは前 週末比6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の5.49%。 同国債(表面利率4.85%、2020年10月償還)価格は0.435ポイ ント下げ95.155。

独10年債利回りは2bp上昇し2.98%。スペイン国債とのス プレッド(利回り格差)は3bp拡大の248bp。11月30日には 298bpまで拡大し、ユーロ導入以後の最大を記録した。ポルトガル 国債とのスプレッドは2bp拡大の332bp、イタリア国債とも1b p広げ161bpとなった。

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