欧州株:6日続伸、中国利上げ見送りや企業買収で-資源株が高い

欧州株式相場は6営業日続伸 し、2年ぶり高値を付けた。インフレ率が上昇したものの、中国が利上 げを見送ったことが背景にある。

カザフスタンの産銅会社カザフミスが鉱山株の上げを主導した。 ロンドン市場で銅相場が過去最高値を記録したことが手掛かり。英油 田関連サービス会社、ウェルストリーム・ホールディングスは5.8% 上げた。米ゼネラル・エレクトリック(GE)に約8億ポンド(約 1060億円)で身売りすることで合意したことが買いを誘った。英エネ ルギーサービス会社、ジョン・ウッド・グループは6.7%上昇。同業 のPSN買収で合意したと発表したことがきっかけ。

ストックス欧州600指数は前週末比0.3%高の276.99で終了。 6日続伸は7月以降で最長の上げ。この期間の上昇率は2.2%で、 2008年9月以来の高値を付けた。米消費者マインド指数が6カ月ぶり 高水準となったほか、欧州のソブリン債危機で景気回復が損なわれる との懸念が後退したことが指数上昇につながった。

ハーグリーブズ・ランズダウンの英国株式部門責任者、リチャ ード・ハンター氏は「中国が週末に利上げを実施しなかったことへの安 堵(あんど)感から若干上昇した」と指摘。「それにもかかわらず、中 国のインフレが顕著なことから同国がある時点で利上げすると見込まれ ている。特に出来高が低く、市場のセンチメントが依然として脆弱(ぜ いじゃく)であることは疑うまでもない。そうしたことからマイナス材 料があれば、相場は反落するだろう」と続けた。

欧州連合(EU)はブリュッセルで16、17の両日開く首脳会議 で、財政危機に陥ったユーロ圏諸国を支援する恒久的な危機対応メカ ニズムの創設を討議する。ギリシャとアイルランドの救済にとどまら ず、さらに拡大の恐れのあるソブリン債危機を食い止めようとするE U首脳らの対応能力に投資家は疑念を抱いている。

カザフミスは4.1%高。スイスの産銅会社エクストラータは

1.4%、英豪系鉱山会社リオ・ティントは1.9%それぞれ上げた。

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