グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市場 の動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は反発。中国人民銀行(中央銀行)が利上げを見 送ったことを好感したほか、世界の経済成長が勢いを増しつつあるこ とを示す経済指標を手掛かりに、前週末の下落から反転上昇した。

中国本土の電力会社、華潤電力(チャイナ・リソーシズ・パワ ー・ホールディングス、836 HK)は6.3%高。米ナイキの靴を受託 製造する裕元工業(551 HK)は3.4%の値上がり。12月のロイタ ー・ミシガン大学米消費者マインド指数が半年ぶり高水準となったこ とを好感した。

香港の不動産仲介会社、美聯集団(ミッドランド・ホールディ ングス、1200 HK)は6.8%上昇。同業のセンタライン・プロパテ ィー・エージェンシーが、住宅取引が加速したと発表したことが材料 視された。時価総額で香港最大の不動産開発会社、サンフンカイ・プ ロパティーズ(新鴻基地産発展、16 HK)や同2位のチョンコン・ホ ールディングス (長江実業集団、1 HK)も高い。

ハンセン指数は前週末比154.70ポイント(0.7%)高の

23317.61で終了。ハンセン中国企業株(H株)指数は同0.7%高の

12751.82。

11日に発表された中国の11月の消費者物価指数(CPI)は 前年同月比5.1%上昇と、エコノミスト予想を上回るインフレとなっ た。人民銀は20日付で市中銀行の預金準備率を50ベーシスポイン ト(bp、1bp=0.01%)引き上げると発表。引き上げはここ5週 間で3度目となる。政策金利の引き上げは差し控えた。

「ドレイファス・グレーター・チャイナ・ファンド」を共同で 運用するヒュー・サイモン氏はブルームバーグテレビジョンとのイン タビューで、中国「政府は現段階で、預金準備率をより有効な政策ツ ールとして用いているようだ」と指摘。「政府はインフレについて若 干の圧力低下を必要としている。2008年とは異なり、今回のインフ レは所得の上昇に伴い需要サイドからきている」と分析した。

【中国株式市況】

中国株式相場は上昇。上海総合指数は2カ月ぶりの大幅高となっ た。中国人民銀行(中央銀行)が利上げを見送ったほか、同国経済が 引き締め政策を乗り切りつつあることを示す経済指標が材料となった。

ペトロチャイナ(中国石油、601857 CH)や江西銅業 (600362 CH)を中心に資源株が上昇。中国国際金融(CICC) が、素材関連企業はインフレ加速から恩恵を受けるとの見方を示した ことが好感された。不動産開発会社の保利房地産集団(600048 CH) はここ2週間で最大の上昇となった。人民銀は市場の予想通り、市中 銀行の預金準備率を引き上げたものの、政策金利の引き上げは見送っ た。

油田関連サービスの海洋石油工程(600583 CH)と中海油田服 務(601808 CH)はいずれも10%の値幅制限いっぱい上昇。海洋エ ンジニアリングも開発計画に盛り込まれるとの上海証券報の報道が手 掛かり。

上海匯利資産管理の何震氏は人民銀による利上げの見送り決定 について、「かなりのプラス材料」となったと指摘。「人民銀は政策金 利の引き上げについて極めて慎重となるだろう」との見方を示した。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動 している上海総合指数は、前週末比81.91ポイント(2.9%)高の

2922.95で終了。10月15日以来の大幅上昇となった。上海、深セ ン両証取のA株に連動しているCSI300指数は同3.1%高の

3261.06。

【インド株式市況】

インド株式相場は続伸。業績見通しに比較して最近の一部銘柄の 下落は行き過ぎとの見方が広がった。

インドで住宅金融最大手のハウジング・デベロップメント・ファ イナンス(HDFC)は5営業日ぶりに上昇した。アルミ生産で国内 最大手のヒンダルコ・インダストリーズも金属相場の上昇に連動して 上げた。

ボンベイ証券取引所のセンセックス30種株価指数は、前週末比

182.89ポイント(0.9%)高の19691.78で終了。構成銘柄の株価 収益率(PER)は平均18.7倍。最近のピークだった11月5日は

20.1倍となっていた。

HDFC(HDFC IN)の終値は3.8%高の693.75ルピー。過 去4営業日で5.1%下げていた。ヒンダルコ(HNDL IN)は2.9% 上げ221.60ルピーとなった。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前週末比11.2ポイント(0.2%)高の

4757.1。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前週末比10.45ポイント(0.5%)高の

1996.59。

【台湾株式市況】

加権指数は前週末比17.76ポイント(0.2%)高の8736.59。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前週末比3.10ポイント(0.1%)安の3182.32。

【マレーシア株式市況】

FTSEブルサ・マレーシアKLCI指数は前週末比2.51ポ イント(0.2%)高の1509.79。

【タイ株式市況】

SET指数は前営業日比2.53ポイント(0.2%)安の

1033.32。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前週末比55.48ポイント(1.5%)安の

3692.23。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前週末比20.37ポイント(0.5%)安の

4115.38。

Editor: Akiyo Kinoshita

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE