スペインの銀行格付け見通し、引き続き「ネガティブ」-ムーディーズ

米格付け会社ムーディーズ・イン ベスターズ・サービスは、スペインの銀行業界に対する格付け見通し を「ネガティブ(弱含み)」に据え置いた。融資需要の落ち込みに加 え、デフォルト(債務不履行)増加と調達コストの上昇で、収益性が 「厳しく試される」ことを理由に挙げた。

ムーディーズが13日発表した格付けリポートによると、中核的自 己資本(Tier1)比率を最低8%で算出すると、スペインの銀行 業界は170億ユーロ(約1兆9000億円)の資本不足に直面している。 Tier1は財務力を表す指標。

ムーディーズによると、スペインの銀行が評価損や引当金により 処理した損失はわずか880億ユーロ。これに対し、業界全体の損失を 基にした同社の中心的シナリオでは、損失見通しは1760億ユーロとな っている。

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