EUは目標未達成国への金融支援引き揚げる構えを-OECD

経済協力開発機構(OECD)は、 欧州連合(EU)がギリシャなどへの金融支援を、支援の条件である目 標が達成されない場合は引き揚げる構えが必要だとの見解を示した。恒 久的な危機対応メカニズムにはそのような条件を組み込むべきだと指摘 した。

OECDは13日公表した定期地域経済調査で「財政危機管理のた めの信頼性あるメカニズムが必要だ」とし、「厳しい条件付きの恒久的 流動性支援メカニズムを含むべきだ。条件が満たされない場合は金融支 援を引き揚げるべきだ」と論じた。

欧州の首脳らは今週ブリュッセルでの会議で、恒久的な危機解決メ カニズムを協議する。5月に整備された欧州金融安定ファシリティー (EFSF)は2013年に失効する。

OECDはまた、ユーロ圏16カ国の経済不均衡の解消は「一部の 赤字国にとって困難かつ時間のかかる作業となるだろう」とし、経済を 持続可能な成長軌道に戻すためには賃金引き下げが必要かもしれないと 指摘した。

「賃金低下と物価下落の可能性を排除できない。一部のケースでは 不可避な可能性もある」とし、「構造的な政策が各国経済間の均衡回復 の鍵だ。赤字国では改革が生産性を高め、コストを他国並みに押し下げ るのに役立つだろう。黒字国は構造改革によって内需を強化することが 可能だろう」と分析した。

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