ベルルスコーニ伊首相、債務危機を盾に生き残れるか-14日信任投票

イタリアのベルルスコーニ首相 は13日、欧州債務危機を盾に、政治生命を懸けた闘いの最終段階に 突入する。

同首相は5日、ナポリで支持者に対し、「イタリアはギリシャやア イルランド、ポルトガルと同様に国際的投機の標的となる可能性があ り、それは不幸な結果を伴う悲劇的なリスクだ」と述べた。また、「格 付け会社はわが国の格付けを据え置いてはいるが、政治的安定の維持 という条件を付けている」と説明した。

議会はローマ時間午前9時(日本時間午後5時)に同首相の不信 任決議案について協議を開始。14日に予定される採決で同首相が政権 を維持できるかどうかが決まる。任期はあと2年残っている。

イタリア10年物国債の同年限のドイツ国債に対する利回り上乗 せ幅(プレミアム)は今年に入り2倍余り拡大しており、11月30日 にはユーロ導入後最大の212ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)に達した。先週は160bpで終わった。

ベルルスコーニ首相が不信任となれば、早期の総選挙ないし新た な連立結成に向けた議論につながる可能性がある。政治不安の長期化 により、これまでスペインやポルトガル、アイルランドよりも市場の 悪化をうまく乗り越え、4カ国中最低のリスクプレミアムを維持して きたイタリアに投資家の関心が移る恐れがある。米格付け会社スタン ダード・アンド・プアーズ(S&P)は11月2日、イタリアの「A +」格付けを据え置いたものの、政治的不安定が同国の信用力に対す る最大のリスクの一つだと指摘した。

ソシエテ・ジェネラルのエコノミスト、ウラジミール・ピロンカ 氏(ロンドン在勤)は「投資家から見て最大のリスクは、新たに選挙 が行われ、確実で十分な過半数という点で不透明な結果に終わること だ」と指摘した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE