豪中銀総裁:住宅ローン金利水準は適正-融資へのアクセスは十分

オーストラリア準備銀行(中央銀 行)のスティーブンス総裁は、住宅ローン金利は経済にとって適正な 水準にあり、ローンを十分利用できる状態となっているとの認識を示 した。銀行業界の競争に関する上院調査の一環として、議会で証言し た。

スティーブンス総裁は13日にシドニーで、「特に住宅ローン金利 は経済に適したところにある」と指摘。融資を利用できる度合いにつ いては、「特に住宅購入向けは十分のようだ」と語った。

豪中銀は昨年10月以来、政策金利を7回にわたって引き上げたが、 その理由の一つとして住宅価格の高騰を挙げた。銀行の住宅ローン金 利の引き上げ幅が先月の中銀の利上げ幅より大きかったことを受け、 銀行の金利設定をめぐる議論が活発化し、スワン財務相は12日、銀行 業界の競争を促進する策を発表している。

オーストラリアでは借り手の90%余りが変動金利型住宅ローン を借りているため、銀行の借り入れコストは政治問題となっている。

信用市場の凍結で、小規模の金融機関が資金調達で困難に直面す るなか、コモンウェルス銀行とオーストラリア・ニュージーランド銀 行(ANZ)、ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)、ウエスト パック銀行の大手4行は市場シェアを伸ばした。

スティーブンス総裁は、「証券化に依存する銀行が大手行と競争す る上で、変動型住宅ローン金利と市場の調達コストの現在の関係は状 況を以前より厳しくしている」と指摘した。

豪中銀は調査への提出書類で、証券化は2007年半ばまでに新規住 宅ローン向け資金調達の20%超を占めたと分析。その10年前は10% 未満だった。現在は再び10%を下回る水準となっているという。

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