OPEC産油量:6年で最も目標上回る-100ドル観測で引き上げも

石油輸出国機構(OPEC)の産 油量は過去6年で最も生産目標を上回っており、原油価格が1バレル当 たり100ドルに上昇する可能性がある中で来年に向けて増産態勢を整え ていることが示唆されている。

ブルームバーグが集計したデータによると、イラクを除くOPEC 加盟国の産油量は今年、日量2678万バレルで、生産目標を平均で同 193万4000バレル上回っている。この量は2004年以来の高水準。今 年の原油価格は需要の回復で11%上昇し2年ぶりに90ドル近辺で取引 されている。来年12月に100ドルで購入する権利であるオプションの 価格は5カ月ぶりの高水準。

第2次世界大戦以降で初めての世界的なリセッション(景気後退) で、原油価格は78%下落した。OPECは生産目標を順守していない ため、この時に設定した目標を変えることなく利益を膨らませている。 エクアドルの首都キトで11日に開かれたOPEC総会では生産目標が 据え置かれたが、来年は原油相場上昇を背景に目標を引き上げるとの見 方がアナリストの間で広がっている。

世界エネルギー研究センター(CGES)のディレクター兼チーフ エコノミスト、レオ・ドロラス氏(ロンドン在勤)は「100ドルがきっ かけになるのは間違いないだろう。冬の寒さが本当に厳しくなれば、原 油価格は100ドルに向け上昇する。いずれかの段階に来ればサウジでさ え事態を把握し反応するだろう」と述べた。

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