CDS市場規模:ピーク時のほぼ半分に、6月末で30兆ドル-BIS

国際決済銀行(BIS)が発表 した四半期報告書によると、クレジット・デフォルト・スワップ(C DS)市場の規模は2007年のピーク時からほぼ半分に縮小した。ト レーダーが重複する契約を解消し、決済機関を通じた取引が促進され たことが背景。

報告書によれば、CDS契約残高(想定元本ベース)は6月末時 点で30兆ドル(約2520兆円)と、07年末の約60兆ドルから減少 した。

CDSの大手トレーダーだった米証券リーマン・ブラザーズ・ホ ールディングスが08年9月に破たん、米保険会社アメリカン・イン ターナショナル・グループ(AIG)も経営難に陥ったことを受け、 規制当局はCDS市場に透明性の向上を要求。カウンターパーティー による契約不履行リスクが、新規則や米証券保管振替機関(DTCC) といった決済機関を通じた取引を促すことにつながった。

BISのアナリスト、ニコラス・バウセ氏は報告書で、「カウン ターパーティーリスクの重大な側面は、大手CDSディーラーが互い に重要なカウンターパーティーだったことだ」と指摘。「金融危機の さなかにCDSスプレッドが拡大する中で、そうしたエクスポージャ ーが相当膨らんだ。そのため、大手CDSディーラーの運命にすら結 び付けて考えられた」と説明した。

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