民主:茨城県議選苦戦、党運営に影響も-小沢氏招致で対立

任期満了に伴う茨城県議会議員選 挙(定数65)は12日投開票が行われた。民主党は公認・推薦合わせて 24人を擁立したが、当選者は現有議席と同じ6人にとどまった。来年 4月の統一地方選挙を前に民主党への逆風を確認する形となり、菅直人 首相や岡田克也幹事長の今後の政権・党運営に影響を与えそうだ。

県議選は全36選挙区に106人が立候補。現有45議席の自民党は 公認33人に加え、推薦6人が当選して過半数を維持した。公明党は4 人、みんなの党は2人、共産党は1人をそれぞれ当選させた。全体の投 票率は49.00%。党派別得票率も自民が38.98%に対し、民主は

17.01%だった。

政治評論家の森田実氏は「民主党の大敗北だ。政権交代への期待が 裏切られたと有権者が感じたのだろう。昨年の衆院選の前に戻り、民主 党が支持されなくなったということ」と分析している。

仙谷由人官房長官は13日午前の記者会見で、県議選の結果につい て「地方選挙は参院選や衆院選とは違った要素もかなり多い。惨敗とい う総括をすべきなのかどうなのかというのは地域、地方の事情もあるの で、県連と党本部の選挙を仕切っているところの総括を待ちたい」と述 べるにとどめた。

国会招致

こうした中、民主党内では野党が求めている小沢一郎元代表の国会 招致への対応をめぐり、その実現を目指す岡田氏とこれに反対する小沢 氏に近い議員との間で対立が強まっている。

9月の代表選で小沢氏を支持した松野頼久前官房副長官ら有志議員 は13日午後、党本部で岡田氏と会談。民主党が小沢氏に政倫審出席を 求めることに断固反対する決議文を提出した。

松野氏らが記者団に配布した決議文は、茨城県議会議員選挙の結果 や内閣支持率の低下の原因は小沢氏の「いわゆる政治とカネの問題」で はなく、「菅内閣のさまざまな失政や閣僚の失言によるものであること は世論調査の結果などで明確だ」と明記している。

これに対し、岡田氏は直後に開いた党役員会で小沢氏の招致問題は 自らに対応を一任することを取り付けた。その後の記者会見では「小沢 元代表に政倫審に自ら出席して説明してほしい。そのことがかなわない 場合は党において政倫審出席を決めなければならなくなる」との方針を 前提に一任されたことを強調した。その上で、早急に小沢氏と会談した い考えも示した。

ただ、仮に岡田氏と小沢氏との会談が実現しても、小沢氏が国会招 致を拒み続けた場合に離党を迫る考えはあるかとの質問に対しては、 「そういうことは想定していないし、考えていない」と述べるにとどめ た。

仙谷氏は13日午後の会見で、岡田氏に対応を一任するとの役員会 決定について「党として手続きを進めてもらっているので、内閣として は見守っていくということだ」と指摘。小沢氏に対しては、「自主的に 出席してもらって、政倫審設置の目的、趣旨に沿って行動してもらえる だろうと考えている」と政倫審出席を決断するよう促した。

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