【個別銘柄】輸出、FA関連、鉄鋼、ヒューリク、AOCH、NTT

きょうの日本株市場で株価変動材 料の出た銘柄の終値は以下の通り。

輸出関連株:東芝(6502)が前週末比1.9%高の440円、コマツ (6301)が1.4%高の2462円など上昇。前週末に発表された米消費者 マインド指数が市場予想を上回るなど米景気期待に加え、為替相場の 落ち着き、中国株の堅調も安心感につながった。

FA関連株:ナブテスコ(6268)が5.9%高の1690円、THK(6481) が5.6%高の1912円、SMC(6273)は2.4%高の1万4250円など。 クレディ・スイス証券では、機械業界の中でのハイテクFAのサブセ クター評価を「弱気」から「強気」に変更。工作機械受注などが2011 年春近辺から再加速する公算が大きいことなどが要因。SMCについ ては、11年3月期連結営業利益は830億円と会社計画750 億円からの 上振れを見込み、投資判断を従来の「ニュートラル」から「アウトパ フォーム」に上げた。

鉄鋼株:新日本製鉄(5401)が2.7%高の301円、JFEホール ディングス(5411)は3.3%高の2854円など。TOPIX鉄鋼指数は、 東証1部33業種の上昇率上位に並んだ。JPモルガン証券は、両銘柄 の投資判断を「中立」から「オーバーウエート」へ引き上げた。国内 とアジアの鉄鋼市場で循環的な市場回復局面へ移行するとして、高炉 の中でもよりアジアに対するエクスポージャーが高い銘柄を推奨すべ き局面としている。

ヒューリック(3265):7.3%高の680円。野村証券では、含み益 がある不動産を建て替えて成長する局面にあるため、東京都心部の賃 貸オフィス市場が低迷しても大幅な増益が見込めると分析。新規に投 資判断を「1(買い)」、目標株価780円とした。

AOCホールディングス(5017):6.3%高の441円。日興コーデ ィアル証券では10日、石油製品マージンの回復を織り込み11年3月 期の連結営業赤字が45億円から4億円へ縮小すると予想、投資判断を 「3(アンダーパフォーム)」から「2(ニュートラル)」へ上げた。

あおぞら銀行(8304):6.3%高の151円。「経営の健全化のための 計画」を見直し、金融庁に提出した。富裕層にフォーカスしたリテー ルバンキングなど得意とする業務分野に注力し、経営資源の有効活用 とリスク管理の強化を図る。12年3月期の当期利益計画を今期予想比 5%増の210億円、14年3月期は370億円と設定。利益額の増加に合 わせ、来期以降の配当は増配基調とも示した。利益や配当の増加見通 しを好感した買いが優勢となった。

NTT(9432):1.1%安の3785円。政府は同社に対し、15年ま でに光ファイバーの利用料金を現在の半額程度に引き下げるよう求め る方針を固めた、と12日付の日本経済新聞朝刊が報道。ゴールドマ ン・サックス証券では、政府が実際にNTTの固定通信事業の赤字転 落を強いることになりかねない価格設定を強要することは考えにくい としたが、政策リスクが株価のディスカウント要因として残ると指摘 した。同社株の下落が足を引っ張り、情報・通信指数はきょうの東証1 部33業種で上昇率が最も小さい。

ガリバーインターナショナル(7599):3.1%安の3740円。11月 の直営店車両販売台数は前年同期比14.6%減と、2カ月連続で前年を 下回った。うち直営店小売台数は9.6%減。足元販売の低調から、業 績の先行きを不安視する売りが優勢となった。

角川グループホールディングス(9477):2.9%安の1990円。諸般 の事情を総合的に勘案し、自己株式の取得を10日付で中止することを 発表。予定では発行済み株式総数の3.96%に当たる100万株、金額28 億円を上限として、11年6月30日まで行うことになっていた。10日 までの取得株式数は7万9200株、取得総額は1億6194万円。

ラウンドワン(4680):7.6%高の496円で、東証1部の売買代金上 位にも入り人気化した。カラオケ新機器の導入などで、客足が戻って いる。8日公表の11月の既存店売上高が実質増加したことで、売り上 げの回復継続が期待された。

学情(2301):5.8%高の308円。11年10月期の営業利益は前期 比2.5倍の2億3000万円を計画。公的機関からの人材育成や就職支援 事業の受託に注力するほか、大幅なコスト削減も進める方針。収益改 善期待が高まった。

CHIグループ(3159):2.7%安の289円。書籍市場の低迷や売 上計上方法の変更から、11年1月期の連結純損益は従来の6億4000 万円の黒字から一転、8億3000万円の赤字となる見通し。

グリー(3632):2%高の1054円。メリルリンチ日本証券は10 日付リポートで、同社がネットを通じた児童被害対策を実施した結果、 秋以降に児童被害件数の先行指標となる同社への警察からの問い合わ せ件数が大幅に減っているもようと指摘。11年以降は被害件数減少へ 向けた前向きな動きが顕在化し、リスクは後退するだろうと予測した。

塩水港製糖(2112):値幅制限いっぱいのストップ高となる80円 (29%)高の355円。なお差し引き54万株の買い注文を残した。既存 の治療法と比較して抗がん剤をがん細胞へ効率良く伝達し、抗がん剤 による副作用を大幅に軽減する新たな「がんミサイル療法」を開発し たと発表。将来の業績貢献が見込まれた。

ナトコ(4627):6.3%安の607円。政府の経済対策で機械関連を 中心に塗料事業で需要の回復が進んだ上、ファインケミカル事業も伸 び、10年10月期連結営業利益は前の期に比べ3.2倍の10億9600万 円となった。ただ、11年10月期は前期比7.6%増の11億8000万円と 増益率が鈍化する見通しで、過度な業績期待が後退した。

MonotaRO(3064):4.5%高の807円と11連騰。11月度 の売上高は前年同月比33%増と伸びた。営業日数は前年同月より1日 多かった。

ジェイコムホールディングス(2462):1.5%高の9万3000円。11 月度の全社売上高は前年同月比22%増だった。うち、総合人材サービ ス事業は同23%増。

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