銀行、4-6月にギリシャやアイルランド国債の保有減らす-BIS

ソブリン危機で信用市場が混乱す る中で、銀行は4-6月(第2四半期)にギリシャとアイルランド、 ポルトガル、スペイン債保有を減らしたことが、国際決済銀行(BI S)の調べで明らかになった。

最新の四半期報告書によると、これらの国に対する銀行のエクス ポージャーは1070億ドル(約9兆円)減の2兆2800億ドルとなっ た。ほぼすべての主要銀行システムで第2四半期に、為替調整ベース でギリシャ債保有の削減が見られたという。

BISは「一部のユーロ圏諸国のソブリンリスクをめぐる懸念が 再燃し、主要な関心事になっている」とし、「アイルランド国債は特 に強い圧力を受けたが、ギリシャとポルトガル、スペイン、その後ベ ルギーとイタリアの国債も影響を受けた。ドイツ国債に対する利回り 上乗せ幅(スプレッド)は、こうした国々の財政懸念を反映し続けた」 と指摘した。

アイルランドが欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)主導 の850億ユーロ(約9兆4000億円)の救済を先月受け入れたことも、 ユーロ圏の財政の健全性について投資家を安心させることができなか ったと、BISは分析している。

BISによれば、ギリシャに対するエクスポージャーはフランス の銀行が831億ドルと最も大きかった。ドイツの銀行は654億ドル。 アイルランドに対する英国の銀行の融資債権は1875億ドル、ドイツ の銀行は1864億ドルだった。

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