OPEC総会、生産目標を据え置き-原油90ドルは一時的動きと判断

【記者:Margot Habiby、Ayesha Daya】

12月12日(ブルームバーグ):石油輸出国機構(OPEC)は11 日、エクアドルの首都キトで開いた総会で生産目標の据え置きを決め た。原油相場が先週1バレル=90ドルに達したが、原油在庫や世界的 な景気回復の脆弱(ぜいじゃく)さによって相場の急上昇が妨げられ ると判断した。

サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は総会で、需給は「均 衡の取れた状態にある」とした上で、70-80ドルが「妥当な価格」と の認識を示した。景気回復が思うように進まず、供給が潤沢な中で、 OPECは需要の伸びが鈍化するとみている。

英コンサルタント会社ペトロリアム・ポリシー・インテリジェン スの創業者・ビル・ファレンプライス氏は「OPECが注目している のは、90ドルが一時的な上昇なのかトレンドなのかという問題だ」と 指摘し、「寒波やドル安といった一時的な要因はあるが、来年は持続し ないとOPECは考えている」と述べた。

OPECは2008年12月以降、生産目標を日量2484万5000バレ ルに据え置いている。次回総会は来年6月にウィーンの本部で開かれ る予定。

原油相場は先週、米欧が寒波に見舞われるとの見通しに加えて、 米国が刺激策を延長するとの観測を背景に上昇し、08年10月以来の 高値を記録した。ドル安も代替投資先としての商品の魅力を高めてい る。

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