【ECB要人発言録】流動性対策維持は適切-トリシェ総裁

6日から12日までの欧州中央銀 行(ECB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言者の氏名 をクリックしてください)。

<12月11日> ノワイエ・フランス銀行総裁(パリでの講演):金融市場は国家のデフ ォルトに対し、高めの金利という代償を求める。現在価値の損失に加 えて、それに関連する不確実性に伴う大きなプレミアムの支払いを迫 る。国家にとって債務返済よりもデフォルトした方が代償は大きい。

ゴンサレスパラモ理事(スペインのラジオ局とのインタビュー):ユー ロ圏経済・金融の安定化の議論は非公開で行う必要があり、ユーロ圏 諸国は声をそろえて発言すべきだ。

<12月10日> トリシェ総裁(マドリードでの記者会見で):前回の定例政策委員会で、 最長3カ月の固定金利入札での無制限供給を維持したのは適切だった との判断に至った。この決定は金融市場で評価されている。

メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁(記者会見で):ユーロ圏の金融政 策姿勢は依然として緩和的だ。この姿勢および流動性供給と入札方式 は、状況に応じて調整される。従って、政策委員会は今後のあらゆる 展開を厳密に注視し続ける。

<12月9日> ウェーバー独連銀総裁(ベルリンでのイベントで):欧州首脳は域内の 債務危機に対応するため適切な判断を下す必要がある。当局が金融危 機から教訓を得るための時間は2年あったが、ソブリン債危機ではそ れだけの猶予はない可能性がある。

<12月8日> ノワイエ・フランス中銀総裁(仏経済紙トリビューヌに寄稿):システ ミックな金融危機の際に各国が利用可能な国際的な流動性の新たな供 給源を創設することが、20カ国・地域(G20)の優先課題だ。新興市 場国・地域の外貨準備の増加で生じている圧力の緩和に新たな流動性 の供給源が役立つ可能性がある。

<12月7日> コンスタンシオ副総裁(パリで講演):金融危機の教訓の一つとして、 中銀は政策金利を設定する際に消費者物価以外の要因を考慮し、資産 バブルにも配慮する必要がある。

<12月6日> オルファニデス・キプロス中銀総裁(ニコシアで発言):ECBは必要 に応じて国債市場で行動する。

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