欧州株(10日):5日続伸、2年ぶり高値-危機克服期待と信頼感向上で

欧州株式相場は5日続伸し、 2年ぶり高値を付けた。企業がソブリン債危機の影響を克服できる との期待が高まったほか、12月の米消費者信頼感が予想以上に改善 したことが背景にある。

オランダのカーナビゲーション機器メーカー、トムトムは

7.3%上昇。UBSが同銘柄の投資判断を上方修正したことが好感 された。ドイツのバイオテクノロジー企業、モルフォシスは10%の 大幅高。売上高見通しの引き上げが買いを誘った。

一方、英スタンダードチャータード銀行は2.6%下落。バン ク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチが投資判断を引き下げ たことが嫌気された。

ストックス欧州600指数は前日比0.1%高の276.19と、 2008年9月以来の高値で引けた。前週末比では1.9%上げ、10 月以来の2週続伸となった。業績改善に加え、米連邦準備制度理事 会(FRB)が景気刺激策として6000億ドル相当の国債買い入れ の方針を示したことや、欧州連合(EU)によるギリシャとアイル ランドの救済を背景に、同指数は年初来では8.8%上げている。

ロンドン・キャピタル・グループ・ホールディングスのトレー ダー、ジョナサン・スダリア氏は、「欧州の債務懸念は大げさに扱 われた。周辺国に関する懸念はまだ存在するものの、ドイツなど欧 州の大国の経済が改善しつつあるトレンドに影響を及ぼすには至っ ていない」と語った。

ブルームバーグがまとめた金融機関13社のストラテジスト予 想によると、欧州株は来年末までに12%上昇し、今年を上回る株高 となる見通し。13社中最も強気だったゴールドマン・サックス・グ ループは、ストックス欧州600指数が20%上昇すると予想。企業 の増益率について、アナリスト約2万6000人の予想平均(14%) の2倍に達する可能性があるとの見方を示した。

この日発表された12月のロイター・ミシガン大学消費者マイン ド指数(速報値)は74.2(前月71.6)と、6月以降の高水準とな った。エコノミスト予想中央値は72.5だった。

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