米貿易赤字:10月は387億ドルに縮小、輸出が拡大

10月の米貿易赤字は予想以上に縮 小した。ドルの下落や米国以外での経済成長が輸出を2年ぶりの高水準 へと押し上げたのが影響した。

米商務省が発表した10月の貿易収支統計によると、財とサービス を合わせた貿易収支(国際収支ベース、季節調整済み)は387億ドル の赤字と、前月の446億ドル(速報値440億ドル)から13%赤字幅が 縮小した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中 央値は438億ドルの赤字だった。

国内総生産(GDP)算出に使用されるインフレを控除した実質財 収支は452億ドルと、4月以来の低水準だった。前月は503億ドル。

輸出は3.2%拡大して1587億ドルと、2008年8月以来で最大だ った。メキシコや中国への輸出額は過去最高を記録した。特に食品や自 動車、エンジン、燃料油や天然ガスといった工業資材が好調だった。

一方、輸入は0.5%減の1974億ドル。前月は1984億ドルだった。 原油輸入が189億ドルと前月の210億ドルから減少。原油価格は上昇 したものの、数量の減少幅が大きかった。

対中貿易赤字は255億ドルと、前月の278億ドルから縮小した。

ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルのエコノミスト、 ザック・パンドル氏(ニューヨーク在勤)は、「輸出が引き続き拡大す る可能性が高く、輸入も景気の回復に伴い伸びてくるだろう」と述べ、 「輸出が製造業をけん引している。製造業はどの部門よりも海外との取 引が多い」と続けた。

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