映画「トロン」:ディズニー、22万円ネックレスで大人の女性に照準

映画「トロン」がサイバー空間 をファンタジーの世界に変えてから約30年、米ウォルト・ディズニー は三次元(3D)映像で製作したその続編を、2600ドル(約22万円) のネックレスや795ドルのサンダルなどデザイナーが手掛けた高級ファ ッションを利用して大人の観客に売り込んでいる。

「トロン:レガシー」は17日に公開される。1982年のオリジナ ル版を覚えている大人のファンにもアピールするため、ディズニーはマ ーケティング戦略を塗り替えた。特に宝飾品や靴など最も高価な商品は 女性を引き付けようとする狙いを反映している。

「トロン」に登場するファッションを統括したディズニーのパメ ラ・リフォード副社長は「この映画でターゲットにしたのは若者や大人 の消費者だった。われわれはクリエーティブでなければならないのは分 かっていた」と語る。

映像の中にオートクチュールをちりばめることにより、ディズニー が仕掛けたマーケティングはこの映画のもともとの基盤を形作っていた SFやファンタジーの熱烈なファン以外にも顧客層を広げている。

サンディエゴ・コンベンション・センターで7月に開かれた漫画の 祭典「コミック・コン」には、「トロン:レガシー」に出演している俳 優ジェフ・ブリッジスやプロデューサーのショーン・ベイリー氏が登場 し、主に若い男性ファン6000人以上が詰め掛けた。

1月にディズニーのプロダクションの社長に就任したベイリー氏は 「われわれはもっと幅広い層にアピールしたいと考えている。目を見張 るようなデジタル技術が男性を引き付ける。最も力を入れたのはストー リーと感情だ。男女の出会いの物語だ」と述べた。

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