アイスランド:英、オランダとの預金補償問題が決着-格上げ視野に

【記者:Jurjen van de Pol】

12月9日(ブルームバーグ):アイスランド政府は、経営破たんし 政府管理下に置かれたランズバンキ・イスランズ傘下のネット銀行アイ スセーブに関連し、英国とオランダの預金者が預け入れていた50億ド ル(約4200億円)余りを補償することで両国と合意した。2年にわた る係争がこれで決着することになる。

アイスランドは2016年7月までの間、オランダからの13億ユー ロ(約1440億円)の融資に3%、英国からの最大23億5000万(約 3100億円)ポンドの融資に3.3%の金利を支払う。オランダのデヤー ヘル財務相が9日、議会に宛てた書簡で明らかにした。

財務相によれば、アイスランドが融資元本の返済を開始する16年 7月の時点で、ユーロとポンドの商業基準金利に基づく新たな金利を設 定し、46年までに完済する。合意の発効には、アイスランド議会の承 認と大統領の署名が必要になる。

預金補償をめぐっては、英国がアイスランドの資産を凍結するため に反テロ法を適用するなど、欧州連合(EU)加盟交渉を開始したばか りのアイスランドと国際社会との関係が悪化していた。米格付け会社ム ーディーズ・インベスターズ・サービスは、補償問題の決着が同国の信 用格付け引き上げにつながる可能性を示唆している。

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