来週のNY原油:46%が下落を予想-11日近辺の中国利上げ観測で

来週のニューヨーク原油先物相場 は下落するようだ。世界最大のエネルギー消費国である中国が利上げす るとの観測が背景。

ブルームバーグ・ニュースがアナリスト39人を対象に実施した調 査では、18人(46%)が来週の原油先物相場が下落と予想。上昇予想 は13人(33%)。横ばい予想は8人だった。前回は上昇・横ばい予想 で二つに割れた。

中国が消費者物価指数の発表日を2日早めて11日にすると発表し たことから、利上げ観測が強まった。UBSのエコノミスト、汪涛氏は 2日のリポートで、消費者物価指数発表近辺に中国人民銀行(中央銀 行)が指標金利を引き上げる可能性が高いと予想した。

エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・キ ャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は「原油 相場は来週下落するだろう。インフレ指標に対応する中国の金融引き締 め策で、中国のエネルギー需要の強さに対する信頼感が揺らぐだろう」 と述べた。

潤沢な米燃料在庫も相場の圧迫要因。3日終了週のガソリン在庫は 381万バレル増の2億1400万バレルだった。ヒーティングオイル(暖 房油)とディーゼル油を含む留出油在庫は215万バレル増の1億6020 万バレル。

原油先物1月限は今週に入って82セント(0.9%)下落し、9日 の終値は88.37ドル。前年同期比では25%上昇。

2004年4月の調査開始以来、相場の方向性を正しく予測した確率 は47%。

ブルームバーグは石油アナリストとトレーダーを対象に毎週木曜 日に翌週の原油価格について、上昇、下落、ほぼ変わらずの見通しを 問う調査を実施している。

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