ベトナム・ドンは「極度のトラブル」、切り下げの恐れも-モルガンS

ベトナムの通貨ドンが「極度のト ラブル」を抱え、切り下げリスクがあると、米モルガン・スタンレー はみている。国際通貨基金(IMF)は今週に入って、ベトナムの対 外準備が低水準だと警告した。

同社のアジア為替ストラテジスト、スチュワート・ニューナム氏 はホーチミン市での会議で、国際収支悪化と景気低迷、貿易赤字がド ンに対する「大きな下向きの力」として働いていると述べた。

同氏が2008年5月、ベトナムが1997年にタイが経験したような 「通貨危機」に向かっているとの見方を示してから、ドンは17%下落 した。IMFは今月7日、ベトナムの対外準備は9月末時点で輸入の

1.8カ月分をカバーするものだったと発表。具体的な水準には言及し なかった。

ベトナム国家銀行(中央銀行)はウェブサイトに9日掲載した声明 で、同国の外国為替市場は11月に「緊張の兆候」があったが、12月 に入り「前向き」な変化を示しているとコメントした。

ドンは対ドルで年初来5.2%下落。ブルームバーグのデータによ れば、9日の取引では1ドル=1万9498ドンとなっている。

ニューナム氏は、2011年にドンが同2万3000ドンに値下がりす ることは「極めてあり得る」ことだとしている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE